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完璧を手放すと育児が変わる?ママが育児を楽しむために大切なこと

完璧を手放すと育児が変わる?ママが育児を楽しむために大切なこと
Expert's Guide

完璧を手放すと育児が変わる?ママが育児を楽しむために大切なこと

子育てをしている中で、「子どもにはちゃんとした食事を食べさせなくちゃ」、「もっと丁寧に子どもと向き合わないと」など「~しなくちゃ」という思いが頭に浮かんでくることはありませんか?完璧な子育てを目指し、つい頑張りすぎてしまうママは少なくありません。

この記事では、ベビーシッター兼保育士の原島円さんに、完璧を手放してママ自身が笑顔になれる育児との向き合い方を伺いました。完璧を目指さなくても良い育児との向き合い方を一緒に考えていきます。

また、ママ自身が育児を楽しめる方法もあわせてご紹介しますので、参考にしてくださいね。

「完璧なママでいなくちゃ」と思ってしまうのはなぜ?

「もっと子どものために頑張らなくちゃ」という気持ちは多くのママが抱えています。ママが完璧主義になりやすい背景には、いくつかの理由が考えられます。

子どもを大切に思っているから

大切に思っているからこそ完璧を目指してしまうのは、子どもへの愛情が深いママの証でもあります。「子どものためにベストを尽くしたい」というのは、どのママも共通して持つ思いです。

とても大切な感情ですが、思いが強いほど「ちゃんとしなくちゃ」という義務感に変わってしまうことがあります。食事の栄養バランスや教育、生活リズムなど、全てにおいて最善を目指そうとすると、自分への要求水準がどんどん高くなってしまうでしょう。

周りのママと比べてしまう

「〇〇くんのママはいつも手作りのお弁当を持ってきている」や「〇〇ちゃんのママは絵本をたくさん読んであげている」など、日常の中で耳に入ってくる他のママの姿が、プレッシャーになることがあります。人と比べてしまうのは自然な心理ですが、比較が続くと「自分はまだ足りない」と思い込み、何かに追われているような気持ちにつながってしまいます。

SNSの「完璧なママ」に焦りを感じている

SNSでは、きれいに整えられた家や彩り豊かな手作りごはん、子どもと楽しそうに過ごすママの姿を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。SNSの投稿を目にすることで「みんなはちゃんとできているのに…」と感じてしまい、自分だけが取り残されているような気持ちになるママは少なくありません。

頑張りすぎるママが抱えやすい育児への影響

「〜しなくちゃ」という思いが強くなると、ママ自身の心と体にさまざまな影響が現れやすくなります。ここでは育児を頑張りすぎることで生じやすい心と身体の変化を、具体的に見ていきましょう。

できない自分を責めてしまう

完璧を目指すほど、理想通りにいかなかったときの落ち込みは大きくなります。「今日もご飯を手作りできなかった」や「絵本を読む余裕がなかった」など、小さな出来事でも「自分はダメなママだ」という自己嫌悪につながる場合も少なくありません。

責めることでママの自己肯定感が下がり、育児が苦しいものに感じる場合があるでしょう。

育児のイライラが子どもに伝わってしまう

余裕がなくなると些細なことでイライラしやすくなります。子どもが思い通りに動かない、ご飯を食べてくれないなどの場面で、必要以上に強く叱ってしまったり、後から「怒りすぎた」と後悔したりするママも多いのではないでしょうか。

子どもはママの感情にとても敏感です。ママがマイナスな気持ちになっていると、子ども自身も情緒が不安定になりやすくなります。

気持ちの余裕が持てなくなってしまう

頑張りすぎているとき、ママの頭の中はいつも「やらなければいけないこと」でいっぱいです。子どもと遊んでいる最中でも「今日のご飯はどうしよう」「家事をしなくちゃ」と別のことを考え、目の前の子どもと十分に向き合えないことがあります。

気持ちの余裕がないと、育児の中の小さな喜びや楽しさにも気づきにくくなってしまうでしょう。

体と心のバランスを崩しやすくなる

精神的な緊張状態が続くと心だけでなく、体にも影響が出ます。眠れなかったり、食欲がわかなかったりなどの症状は、育児に疲れたサインかもしれません。

ママ自身が健康でいることは、育児を続けていく上でとても重要なことです。体と心のバランスを崩す前に、立ち止まって自分の状態を振り返ってみてください

ママの「~しなくちゃ」をやめたら育児はどう変わる?

育児や家事において完璧を求める気持ちを手放すと、ママ自身の生活や育児に変化が生まれます。この章では実際に起こりやすいうれしい変化を見てみましょう。

ママ自身の気持ちがラクになる

「~しなくちゃ」という思いを手放すことで、ママ自身の心が変わります。「今日はここまでできれば十分」と思えるようになると、できなかったことを責める頻度が減り、自分に対して優しくなれるでしょう。

心の余裕が生まれると、毎日の育児がいつもより軽く感じられるようになります。完璧に育児や家事ができなくても、「できたこと」に目を向けて、自分を褒めてあげてくださいね

子どもとの時間が楽しくなる

「ちゃんとしなくちゃ」という考えをやめることで、子どもと過ごす時間の質が変わります。完璧に子育てをすることより、今この瞬間に子どもと一緒に笑うことを大切にできるようになるでしょう。

子どもにとって、楽しそうなママといる時間は安心感と幸福感につながります。育児を「こなすもの」から「楽しむもの」に変えていけるようにしたいですね。

家族の雰囲気が明るくなる

ママの気持ちが穏やかになるとママの心だけでなく、家族全体の雰囲気も変わります。ママが笑っていると子どもも笑い、家の中に笑い声が増えると、パートナーとの関係も良好になるでしょう。

家族みんなが笑顔でいられる環境は、子どもの育ちにも良い影響をもたらします。穏やかな家庭の中で育つ子どもは情緒が安定しやすく、自己肯定感も育まれやすいといわれています。「ここにいれば大丈夫」という安心感が土台になると、新しいことへの挑戦や、友だちとの関わりにも自信を持って向き合えるようになっていくでしょう。

育児をもっと楽しむためにママが意識したいこと

育児は楽しいことばかりではありません。余裕がない日、自分のことを後回しにしてばかりの日もあるでしょう。

ここからは育児を楽しく感じられるよう、ママに意識して欲しいことをまとめました。毎日の生活の中に取り入れやすいので、できそうなものを実践してみてくださいね。

完璧な育児よりママの「楽しい」を優先する

育児の中に、ママ自身が「楽しい」と感じる瞬間を意識的につくってみましょう。子どもと一緒に踊ったり好きな音楽をかけながら料理をしたりするなど、特別なことでなくて大丈夫です。

育児の中に「自分が楽しめること」を取り入れることで気分も上がり、前向きになれるでしょう。ママが楽しんでいると、子どもにも明るい雰囲気が伝わります。

子どものことだけでなく自分のことも声に出して褒める

育児中は子どもを褒めることを意識していても、自分自身を褒める機会は少ないですよね。「今日はご飯を作れた」や「子どもと楽しく遊べた」など、できたことを声に出して褒めてみましょう。自分を褒めて認めることは自己肯定感を育て、大きなエネルギーになります

子どもと一緒に笑える瞬間を大切にする

育児の中には、子どもの姿や言動に思わず笑ってしまう瞬間がたくさんありますよね。子どもの言い間違いや無邪気な笑顔などを見逃さずに、一緒に笑うことを意識すると良いでしょう。

笑うことは、心の緊張をほぐしてくれる効果があります。親子で一緒にたくさん笑いあった記憶は、子どもが成長しても良い思い出として心に残るはずです。

ママ友や周りと比べるのをやめる

誰かと比べてしまうと、自分の至らなさを感じてしまいます。他のママと自分を比べそうになったときには、「あの人はあの人、私は私」という考えに切り替えてみましょう。

それぞれの家庭に、異なる育児の形があります。自分のペースで育児を続けていくことが、育児を楽しく感じられる秘訣です。

自分の時間を楽しむ

育児に一生懸命なママほど、自分の時間を後回しにしてしまうことが多い傾向にあります。自分自身を満たす時間を作ることは、育児を楽しむうえでも必要不可欠です。

好きなドラマを見ることやゆっくりお茶を飲むこと、趣味に時間を使うことなどの「自分時間」は気持ちをリセットしてくれるでしょう。自分を大切にすることは、決して自己中心的なことではありません。

パートナーや祖父母を頼ったり、自治体の子育てサービスやベビーシッターを利用することも時間をつくる方法のひとつです。周りのサポートをうまく活用しながら、ママ自身が整う時間を意識的に確保することは、子どもとの時間をより豊かにしてくれます。

育児を楽しむためには自分自身を大切に

育児はゴールが見えず、長く感じることもあるでしょう。楽しく続けるためには、ママ自身の心と身体が健康であることが何よりも大切です。

自分を後回しにしてばかりでは、いつか限界がきてしまいます。自分を大切にすることは育児をサボることではなく、前向きに楽しく続けるための土台になるでしょう。

「完璧なママでいなくちゃ」という思いを少し手放して、今の自分をたくさん褒めてあげてください。ママの優しさは、子どもにちゃんと伝わっています。

子どもとの時間を楽しく、笑顔の多い毎日を過ごすためには、まずは自分自身を大切にすることから始めてみてくださいね。

原島円さん、完璧を目指してついつい頑張りすぎてしまうママたちの心をふっと緩めてくれる、温かいメッセージをありがとうございました。

「完璧な育児よりもママの『楽しい』を優先すること」や、「子どものことだけでなく、がんばっている自分のことも声に出して褒めること」など、今日からすぐにでも試したくなる優しいアイディアに、心がじんわりと満たされた方も多いのではないでしょうか。家事や育児のタスクを完璧にこなすことだけが正解ではなく、今日できた小さなことに目を向けて、子どもと一緒にクスッと笑い合える時間を過ごすこと。それこそが、おうちの中に愛おしい温度感を運んでくれる大切なエッセンスです。周りの便利なサービスやサポートを上手に頼ることも大切にしながら、まずはママ自身がHAPPYに満たされるまいにちを歩んでいきたいですね。